交流戦前に振り返る 06
交流戦前の試合が終わったので
ちょっとドラゴンズから見たセリーグを振り返ってみましょ。
まず順位表
| 2006年セ・リーグ順位表(5月7日終了時点) | ||||||
| - | Team | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
| 1 | Giants | 21 | 9 | 2 | .700 | - |
| 2 | Dragons | 16 | 10 | 1 | .615 | 3.0 |
| 3 | Tigers | 17 | 12 | 1 | .585 | 3.5 |
| 4 | Carp | 12 | 16 | 2 | .429 | 8.0 |
| 5 | Swallows | 11 | 18 | 0 | .379 | 9.5 |
| 6 | BayStars | 8 | 20 | 2 | .286 | 12.0 |
ちなみに去年の交流戦前の順位表は次の通り
| 2005年セ・リーグ順位表(5月5日終了時点) | ||||||
| - | Team | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 差 |
| 1 | Dragons | 20 | 9 | 0 | .690 | - |
| 2 | Tigers | 15 | 14 | 1 | .517 | 5.0 |
| 3 | Carp | 13 | 13 | 1 | .500 | 5.5 |
| 4 | BaySters | 12 | 13 | 2 | .480 | 6.0 |
| 5 | Swallows | 12 | 14 | 0 | .462 | 6.5 |
| 6 | Giants | 10 | 19 | 0 | .345 | 10.0 |
パッと見の印象は
ジャイアンツが去年のうちとほぼ同じペース
ただし去年のタイガースよりも
今年のドラゴンズとタイガースはついていっている
ただし下位は去年より悲惨というところか
まず他球団の印象
ジャイアンツ
小坂、イ・スンヨプ、小関、パウエル、豊田ってどこのチームだよって話ですが
そういうチームだから仕方がない。
スモールベースボール(てかドラゴンズは数年前からやってるが、気の利いた愛称はない)で細かい野球をするようになったらしいですが・・・
そんなに強いかなぁ
去年のタイガースあたりと比べても落ちると思うんですよね。
なんだかんだで小久保とパウエルが(今のところの)軸のチーム
そこから崩せばなんとかなるとは思うんですよ
リリーフ陣は数はいるけど去年のJFKほど堅牢じゃないし。
上原がどれくらいの間戦線離脱するのか知りませんが
『上原がいないローテ』を経験するのはこれからなわけで
そこでどんな感じになるかみものではあります。
去年の某チームのように
交流戦で一気に落ちるとまで楽観視はしていませんが
さすがにこのペースで最後までってことはないんじゃないかな
タイガース
実は甲子園のG戦で大負けして
しばらく寝ていてほしかったんですが
早く起きてきましたね。
FKの立ち直りが思ったより早かったのと
鳥谷7番というやけに現実的な選択がいい(嫌な)感じ
さすがに浜中はできすぎでしょうが
金本と今岡がさすがに去年ほどのバケモノじみた成績になりそうにないのが
去年ほど怖さを感じない点。
赤星は去年からドラゴンズ戦に関しては
「赤星の足にやられた」って印象はないんですよね(盗塁はされても)
井川を去年ほど都合よく打てるとは思いませんが
はやいうちに下柳に黒星をつけられたのは前半戦全体を通じても収穫。
カープ
先発の絶対数が足りないだけで
打線の面子+市民球場と
横山、永川を要する中継ぎがそんなに弱いとおもわないんですよね。
ドラゴンズが苦戦しているというより
なんでジャイアンツやタイガースにそういう試合しないかなって感じです
ただ先発の絶対数がいないので
苦戦はしても大負けはしないかなとも考えています。
スワローズ
試合数が少ないせいもあるんですがほとんど印象なし
外国人の調子がすべて?
まあ対戦成績対G(2-6)、D(2-2)、T(3-3)をみるとふざけんなともいいたいですが。
ベイスターズ
層の薄さはいかんともしがたい感じ
ただハマスタでは
ドラゴンズがナゴヤドームでやっているものとは
『別の競技』になるのでその対応は大変。
ドラゴンズ
中田の復帰時期が気になるところですが
先発には朝倉、佐藤が多少はメドが立ったことが収穫
昌、マルティネスはほぼ想定の範囲内
(マルティネスの星とりは少々かわいそうでしたが)
週頭の登板ばかりになりそうな川上に黒星がついたとき、
その週どう立て直すか見たいですね。
あれだけ入れ替えして
なお中継ぎのコマがある層はさすがといったところか
左の中継ぎは泣き所ですが
他のチームもそこまで絶対的な左の中はいないし
岡本、平井、岩瀬あたりは左右関係ないですしね。
打線は井端次第
正直『井端のかわり』はいません
ここを井端が自分自身でどう取り戻すかにかかってくるでしょう。
福留の調子はさっぱりわからんです。
他の面子はほぼ馬なりの感じ
荒木がやや低空飛行だけど
去年よりよっぽど打率のわりに出塁率がいい印象。
野手の層の薄さが致命傷にならなければいいのですが
交流戦については
楽観するのは
・去年も負け越したといっても後半は11勝7敗で5チームに勝ち越していること
・ウッズが初めからいること
(ウッズ不在は去年アレックスがどツボにはまった理由のひとつだとも思っています)
・立浪が外野にいないこと
・去年ルーキーズが疲れが出そうなときに
ほぼ全滅したのに比べれば
去年経験している人間が多いこと
あたり
不安視するのは
・(いきなり『楽観視』に矛盾するけど)杉内、斉藤、馬原、小林雅、小林宏、西口や新加入の平野佳、八木あたりは『ハツモノ』になること
・去年、交流戦後半を支えてくれた野口、大西、マルティネスのような『底上げ』がファームになさそうなこと。
幸か不幸か森野と中田がその候補になりそうではありますが、(特に)中田は交流戦1週から戦力としてみているので除外(苦笑)
・マスコミは『去年ダメだった交流戦』とはやし立てること
(これはもうあきらめてます。この程度は選手に跳ね返してもらうしかないです)
『去年交流戦1位だったマリーンズが勢いに乗って日本一』なんていうのを見ると
『交流戦明けホークスに一気にまくられてレギュラーシーズン2位だった』って事実をどう見るんだってところです。
(まあホークスも交流戦2位でうまく乗り切ったチームですし、
マリーンズも交流戦1位を最後の最後で決めることでPOの予行になったってのもありますけどね)
「交流戦優勝を目指せ」って言うのならともかく
「ペナントを勝ち取るために交流戦をうまく乗り切れ」というのなら
自分的には楽観のほうが大きいです
どちらかというと
相手に合わせるんじゃなくて
いかに自分たちのペースでやるかにかかってくるような気がします。
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コメント
かーぷ、べいすた、やくると
は脅威です。
ウサギに食べられまくりで
取り返しの付かないことにならなきゃいいなぁ…と。
投稿: Frantz von Marinedolf | 2006.05.09 06:08
>> Frantz von Marinedolfさん
ベイスターズとスワローズは
先発がボコられて
救いようもない試合をする相手って感じですね。
そんなことにならないためにも先手必勝したいですけど
投稿: MegaDra@管理人 | 2006.05.09 06:24